雨の日は、高円寺の銭湯「小杉湯」へ。ひとりで浸かる、あたたかい午後。

美術館・博物館

雨の休日。
こんな日は、屋内でゆっくりできる場所に行きたい。
そう思って向かったのが、高円寺の「小杉湯」でした。

休日だから、混んでいないだろうか。
一人の人は、いるだろうか。
そんな小さな不安を抱えて、向かいました。

木の匂いがする入り口

商店街を抜けて路地に入ると、唐破風の屋根が見えてきます。 昭和8年から変わらない木造の建物。 自動ドアをくぐると、ふわりと木の匂いがしました。

受付では、店員さんが笑顔で迎えてくれました。 一人だからといって、何も特別なことはありません。 ただ、いつも通りに迎えてもらえる。それだけで、少し肩の力が抜けました。

入浴料とフェイスタオルで700円。 静かにロッカーへ向かいます。

白いタイルの浴室で

浴室は、外観の歴史を感じさせない明るさでした。 白いタイルの床には、嫌な汚れひとつ見当たりません。

館内には、家族連れが4割ほど。
友人同士が2割、一人で来ている人が3割ほどに見えました。

シャワーは、24個。高齢の方やお子さま連れに配慮した、優先席のようなシャワーもありました。

壁には「小杉湯新聞」という手書きの掲示。 その日は夏祭りのお知らせと、スタッフさんからお客さんへの短いメッセージが書かれていました。 誰かがこの場所を、大切に育てている。そんな気配が伝わってきます。

浴槽は、水風呂を含めて4つ。 名物のミルク風呂、ジェットバス、そして日替わりの湯。 この日はイヨシコーラの湯。45度のお湯に、コーラのような香りがふわりと漂います。 水風呂は、冷たすぎずちょうどいい温度でした。

休日の16時、シャワーは埋まるほどの人の多さでしたが、浴槽が4種類あるおかげで、湯船待ちはありませんでした。 シャンプーからドライヤー、化粧水まで一通り揃っていて、手ぶらで来ても困らない安心感があります。

一人でも、浮かなかった

一番驚いたのは、誰も一人を気にしていないことでした。 周りの視線を気にすることなく、湯船に浸かる。 それだけのことが、こんなに心地いいとは思いませんでした。

入り口には「雨の中ありがとう」という一言。 その小さな言葉に、じんわり温まったのは、お湯だけではなかった気がします。

こんな休日に

雨の日、少し疲れた休日、一人で心を落ち着けたい日。 小杉湯は、そんな日にそっと寄り添ってくれる場所でした。

次の休日、少しだけ一人で歩いてみませんか。 その一歩が、きっと新しい景色を見せてくれます。


アクセス・料金情報

  • 住所:〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-32-17
  • アクセス:高円寺駅北口から純情商店街・庚申通り商店街を経由し徒歩5分
  • 営業時間:平日14:00〜25:30/土日祝8:00〜25:30(最終受付25:00)
  • 定休日:木曜日
  • 料金:大人600円/中人(小学生)200円/小人(0〜5歳)100円/共通入浴券10枚5,400円
  • 予約:不要
  • 公式サイト:https://kosugiyu.co.jp/

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